Androidスマホにウイルス対策は必要?対策が必要な理由と具体的な対策・感染時の対処法をご紹介

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スマホは現代の生活において欠かせない存在ですが、その便利さの反面、セキュリティリスクも高まっています。特にAndroidスマホの場合、オープンソースのOSを採用していることから、ウイルスや不正アプリによるリスクが高まることがあります。そのため、適切なウイルス対策が必要です。

本記事では、スマホのウイルス対策の必要性と具体的な対策方法、そして万が一感染した場合の対処法について詳しく解説します。

目次

Androidスマホにウイルス対策は必要?

Androidスマホにウイルス対策は必要?

スマホには標準でセキュリティ機能が備わっており、安全に使えるように設計されています。しかし、ウイルスは日々進化しており、セキュリティをすり抜けてしまうリスクもゼロではありません。

スマホがウイルスに感染してしまうと、個人情報の流出や身に覚えのない請求など、大きな被害につながる可能性もあります。そのため、スマホを安全に使い続けるためには、標準的なセキュリティ機能に加え、個人でもできる対策を行うことが重要です。

Androidスマホにウイルス対策が必要な理由

Androidスマホでウイルス対策が必要な理由は3つあります。ここでは、3つの理由についてそれぞれ詳しく説明します。

サイバー犯罪による被害が増加しているため

警察庁の「令和5年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢」によると、サイバー犯罪の検挙件数は「令和1年:9,519件」から「令和5年:12,479件」へと推移しており、増加傾向にあります。

さらに、サイバー犯罪の手口は年々多様化し、巧妙になっています。たとえば、正規のWebサイトを模倣した偽サイトを作成し、ユーザーの個人情報を盗むフィッシング詐欺という手口が多く見られます。また、被害者のデータを暗号化し、復元のための身代金を要求するランサムウェア攻撃なども増加しています。

このようなサイバー犯罪の増加や手口の巧妙化を考えると、日常的に情報セキュリティの意識を高め、最新の脅威に対する適切な対策を講じることが重要です。

不正なアプリをインストールするリスクがあるため

Androidスマホは公式アプリストアであるGoogle Play以外からもアプリをインストールできるため、不正なアプリをインストールしてしまうリスクがあります。公式ストア以外から入手したアプリは安全性が担保されておらず、悪意のあるコードが組み込まれている可能性があります。

万が一、不正なアプリをインストールしてしまうと、個人情報が盗まれたりスマホがウイルスに感染したりするおそれがあります。そのため、不正なアプリによる被害を防ぐためにも、ウイルス対策は欠かせません。

OSコードを公開しているため

AndroidのOSはソースコードが公開されているため、世界中の技術者によって開発が進められ、機能向上や脆弱性の改善に役立っています。しかし、悪意のあるユーザーがコードを解析し、脆弱性を悪用するリスクも存在します。

たとえば、Guerrilla(ゲリラ)と呼ばれる正規アプリに不正広告を表示させるマルウェアが潜入しているケースがあります。誰でもコードにアクセスできる環境であるがゆえに、Androidスマホには強固なセキュリティ対策が不可欠なのです。

Androidスマホのウイルス対策方法

Androidスマホのウイルス対策方法

Androidスマホでウイルス対策を行うには、さまざまな方法があります。以下では、具体的なウイルス対策方法について詳しく説明します。

セキュリティ対策サービスを活用する

セキュリティ対策サービスを活用することで、ウイルス感染のリスクを効果的に抑えることができます。

たとえば、ドコモの「あんしんセキュリティ」には、怪しいWebサイトへのアクセスや安全でないWi-Fiへの接続などの危険な行動を検知して、警告する機能が備わっています。また、ウイルス感染の疑いがある場合はスキャン機能を使用して、スマホにウイルスが潜んでいないかを確認可能です。早期にウイルスを検知することができるため、迅速に対策を講じることが可能となります。

このように、信頼できるセキュリティ対策サービスを導入することで、あんしんしてAndroidスマホを利用できます。

あんしんセキュリティについて

不審なアプリはインストールしない

Androidスマホは、公式アプリストアであるGoogle Play以外からもアプリをインストールできます。利便性が高いように思えますが、不正なサイトからウイルスが仕込まれたアプリをインストールするリスクも高まります。したがって、Google Play以外からのインストールは避けることが大切です。

ただし、Google Playで公開されているアプリは一定のセキュリティ基準を満たしているため、基本的には安全です。しかし、稀に不正なアプリが公開されている可能性もあります。そのため、Google Playからアプリをインストールする際も提供元やレビューの確認を怠らず、必要に応じて情報を収集しましょう。

OS・アプリは最新バージョンにする

OSとアプリを常に最新バージョンにアップデートすることも重要です。OSやアプリでは定期的にアップデートが提供され、そのなかにはセキュリティの脆弱性を修正するものも含まれています。最新のバージョンにアップデートすることで、悪意のある攻撃者からスマホを守ることができるでしょう。

仮にアップデートを怠ると新たな脅威に対応できず、ウイルス感染のリスクが高まってしまいます。常にアップデート情報を確認し、最新の状態でスマホやアプリを使用することを意識してみてください。

バックアップを定期的に取る

定期的なデータのバックアップも有効な対策です。スマホがウイルスに感染し、駆除が難しい場合、最終手段として初期化が必要になります。初期化するとウイルスを駆除できる可能性が高まりますが、同時にスマホ内のデータもすべて消去されてしまいます。

しかし、事前にバックアップを取っていれば、初期化後に感染前のデータを復元することで、大切な写真や連絡先などを失わずに済みます。日頃からこまめにバックアップを行い、万が一の際に備えておくのがおすすめです。

不審なURLにはアクセスしない

怪しいURLへのアクセスも避けましょう。不審なメールやSNSでよく見られる怪しいURLにアクセスすると、偽のサイトに誘導される可能性があります。

偽のサイトではアプリやファイルをダウンロードするように指示されることがありますが、それらにはウイルスが仕込まれているおそれがあります。うっかりダウンロードしてしまうと、スマホがウイルスに感染し、個人情報が盗まれたり、身に覚えのない請求をされたりするため非常に危険です。

少しでも怪しいと感じたら安易にアクセスせず、ブラウザから公式サイトの情報を確認するといった確実な手段を取ってください。

公共のフリーWi-Fiへの接続は控える

公共のフリーWi-Fiの利用もできるだけ控えるようにしましょう。フリーWi-Fiのなかには通信が暗号化されていないものも存在し、悪意のある第三者に個人情報を盗まれる危険性があります。

また、公式のWi-Fiに似せた偽のWi-Fiを設置し、接続したユーザーを偽サイトへ誘導するケースも報告されています。偽サイトではウイルスが仕込まれたファイルやアプリのダウンロードを促される可能性があるため、信頼できるWi-Fiのみを使用するようにしましょう。

Androidスマホがウイルスに感染したときの対処法

スマホのウイルス感染が確認された場合、どのように対処すればよいのでしょうか。以下に主な対処方法をまとめたので参考にしてみてください。

【ウイルスに感染したときの主な対処法】

  • 機内モードに設定する:インターネットから切り離し、データや情報の流出を防ぐ
  • 疑わしいアプリを削除する:身に覚えのないアプリや不審なアプリを削除する
  • スマホを初期化する:問題が解決しない場合は、スマホを初期化する

ウイルスの感染に気がついたら、機内モードの設定などを行い、スマホをインターネットから切り離しましょう。その後、身に覚えのないアプリや不審なアプリを削除します。それでも問題が解決しない場合は、スマホの初期化も検討しましょう。

まとめ

Androidスマホのウイルス対策は、日々進化する脅威から自身を守るために不可欠です。公式アプリストアの利用、OSやアプリの更新、セキュリティサービスの活用など、日頃からできる対策を積極的に取り入れてみてください。

また、万が一感染した場合も、冷静に対処することで被害を最小限に抑えられます。ぜひこの記事でご紹介した知識を活用し、安全で快適なスマホライフを送ってください。

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