非通知電話に出てしまった場合のリスクや対処法を紹介!
非通知の電話に思わず応答してしまい、不安を感じたことはありませんか。電話に出てしまったことがきっかけで、個人情報が流出するのではないかと心配になった方もいるでしょう。
この記事では、非通知の電話に出てしまった場合の危険性と対処法を解説します。また、怪しい電話番号からの着信を防ぐ方法についても詳しく説明するため、お困りの方はぜひ参考にしてください。
目次
非通知電話に出てしまった場合の危険性とは?
非通知電話に出てしまった場合、どのような危険性があるのでしょうか。被害の可能性や個人情報の取扱いについて、詳しく見ていきましょう。
電話に出ただけで被害に遭う可能性は低い
非通知の電話に出ただけでは、直接的な被害に遭う可能性は低いでしょう。もし出てしまっても、名前などの個人情報は名乗らず、落ち着いて電話を切ることが大切です。
しかし、電話が鳴ることで、相手側にその電話番号が有効であると認識されてしまいます。結果として、非通知着信がさらに増加したり、電話番号が悪用されるリスクが高まる可能性があります。
個人情報が悪用される可能性がある
電話に出てしまい、個人情報を話してしまうと大きなリスクが伴います。名前や住所、クレジットカード番号、銀行口座の詳細などの重要な情報を伝えてしまった場合、深刻な被害を招く可能性が高まるでしょう。
たとえば、電話で聞いた情報をもとに自宅への不法侵入やクレジットカードの不正利用、銀行口座の不正引き出しといったリスクが想定されます。
非通知電話に出てしまった場合の対処法は?
非通知電話に出てしまったときは、冷静に対応することが重要です。ここでは、具体的な対処法を解説します。
個人情報を教えない
もし非通知の電話に出てしまった場合でも、冷静に対応することで被害を最小限に抑えることができます。大切なことは、決して相手に個人情報を伝えないことです。氏名や電話番号、住所、メールアドレス、銀行口座番号などの情報を尋ねられても答えないようにしましょう。
一般的に、クレジットカード会社や銀行などの企業が電話で個人情報を確認することはありません。そのため、クレジット会社や銀行を名乗る人から個人情報を求められた場合、すぐに通話を切ることが有効です。
公的機関に相談する
もしも非通知電話に対して個人情報を漏らしてしまった場合や、執拗に電話がかかってくるような悪質なケースの場合は、公的機関に相談するのも一つの手です。
たとえば、悪質な勧誘や販売に関する問題には「消費者ホットライン(188番)」が適しています。オレオレ詐欺や振り込め詐欺などの犯罪が疑われる場合は「警察相談専用電話(#9110)」へ連絡しましょう。
公的機関に相談することで、ほかの人への被害拡大を防ぐことにもつながります。対応に困った場合はためらわずに活用してみてください。
怪しい電話番号からの着信によるリスクを減らす方法
怪しい電話番号からの着信によるリスクを防ぐためには、適切に対策を講じることが重要です。ここでは日常生活で実践できる予防策と、スマホ機能を活用した対策方法について詳しく解説します。
電話番号を安易に入力しない
SNSやECサイト、配送サービスなど、多くのオンラインサービスで電話番号の入力が求められることはよくあります。しかし、これらのなかには、電話番号の入力が任意であるケースも少なくありません。必須でない場合は、安易に個人情報を提供しないことが大切です。
特に、運営者が不明確だったり、信頼性に疑問があるサービスに対しては、たとえ会員登録時に電話番号の入力が求められても、慎重に対応するべきです。信頼性の低いサイトに電話番号を提供してしまうと、迷惑電話や詐欺のリスクが大幅に高まる可能性があります。
非通知の電話を着信拒否する
非通知電話に一度出てしまうと、再度かかってくる可能性が高まります。そのため、キャリアや端末の設定を利用して、非通知番号からの着信を拒否することが効果的です。
着信拒否設定を使えば不要な電話を事前にブロックできるため、不安や煩わしさを軽減できるでしょう。ただし、重要な連絡を見逃す可能性もあるため、状況に応じて適切に設定を行うことが重要です。
以下では、キャリアや端末ごとの着信拒否設定方法について詳しく説明します。
キャリアが提供している設定
キャリアでは、非通知番号からの着信を拒否する設定やサービスを提供しています。たとえば、ドコモが提供している「番号通知お願いサービス」は、非通知番号でかけてきた番号に対し、番号通知を依頼するガイダンスを流したあと、自動的に通話を終了するよう設定できます。
ほかのキャリアでも同様のサービスがあるかどうか、キャリアの公式サイトやカスタマーサポートで確認することをおすすめします。
Android端末の場合
Android端末で非通知拒否設定を行う場合、以下の手順で簡単に設定できます。
- 通話アプリのメニューキー(︙)をタップし、「設定」または「通話設定」を選択する
- 「ブロック中の電話番号」を選択する
- 「不明」をONにする
機種やOSによって、設定画面の表示が異なる場合があります。その際は端末の取扱説明書やメーカーのサポートページを確認してください。
iOS端末の場合
iOS端末の場合、Androidのように「非通知の発信者を拒否する」という設定はありませんが、以下の手順で非通知発信者からの電話を制限することができます。
- ホーム画面から「設定」を開く
- 設定から「電話」を開く
- 「不明な発信者を消音」を選択する
ただし、上記の方法は電話帳に登録していないすべての発信者に適用されるため、注意が必要です。また、機種やOSによって、設定画面の表示が異なる場合があります。その際は端末の取扱説明書やメーカーのサポートページを確認してください。
この機能は迷惑電話対策として非常に効果的ですが、重要な連絡を見逃す可能性もあるため、状況に応じて適切に使用するとよいでしょう。
セキュリティ対策サービスを活用する
セキュリティ対策サービスを活用することで、不審な電話への対策が可能です。ドコモが提供する「あんしんセキュリティ」の「迷惑電話対策」機能は、詐欺などの危険な番号の発着信時に警告表示をしてくれます。この機能により、通話を介して金銭をだまし取ろうとするなどの危険な行為や執拗に勧誘をするなどの迷惑な行為からユーザーを守ります。
まとめ
非通知電話に出てしまっても、個人情報を教えなければ大きな被害に遭うリスクは低いでしょう。ただし、個人情報を伝えてしまった場合はさまざまな危険性が増加するため、公的機関に相談するのも一つの手です。
また、怪しい電話番号からの着信を防ぐためには、オンラインサービス利用時に電話番号を安易に入力しないこと、キャリアや端末の設定を活用して非通知電話を着信拒否することが効果的です。Androidの場合は端末の設定で非通知電話からの着信を拒否することができ、iOSの場合は非通知発信者からの電話を制限することができます。加えてセキュリティ対策サービスを活用することで、非通知以外の不審な電話にも対応可能です。
これらの対策を組み合わせることで、安全にスマホを利用できるようになるでしょう。