セキュリティホールとは?3つのリスクや改善するための対策を紹介

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セキュリティホールとは、ソフトウェアやOSに存在している弱点のことです。近年、不正アクセスやマルウェアの侵入経路として悪用されるケースも報告されています。

セキュリティホールを放置するとその欠陥が狙われてしまい、システム破壊やデータ流失などの被害が生じるリスクがあるため、被害を防ぐ対策を取ることが重要です。

本記事では、セキュリティホールの概要と、セキュリティホールに潜む3つのリスク、リスクを低減させる方法を紹介します。

目次

セキュリティホールとは

セキュリティホールとは

セキュリティホールとは、ソフトウェアやOSに存在する弱点のことです。プログラムの開発段階におけるバグや設計ミス、アップデートの不備などが原因で発生します。

セキュリティホールがある状態で放置すると外部から攻撃されるリスクが高まります。たとえば特定の場所に生じた欠陥やエラーが、不正アクセスやマルウェア(スマホやユーザーに被害をもたらすことを目的とした、悪意のあるソフトウェア)侵入の経路として悪用される可能性などが考えられるため、セキュリティホールがある場合は適切な対応を迅速に行うことが大切です。

セキュリティホールに潜む3つのリスク

セキュリティホールに潜む3つのリスク

セキュリティホールを放置すると、ハッキングやマルウェア感染、ゼロデイ攻撃のリスクが増大します。各リスクを具体的に解説します。

ハッキング

ソフトウェアやOSにセキュリティホールがあるとシステム内部に不正アクセスされ、データをハッキングされるリスクが高まります。

ハッキングされると端末を遠隔操作される危険性があり、端末の動作が重くなったり、突然シャットダウンしたりするなどの異常が発生する可能性もあります。

また、保存データの盗取による個人情報の漏洩、カメラへの不正アクセスによるプライバシーの侵害などのリスクもあるため、被害につながる前に適切な対策を取らなければなりません。

マルウェア感染

セキュリティホールが起因となって不正なコードが実行され、マルウェアに感染するリスクもあります。

マルウェア感染が生じると、情報漏洩やデータ盗難などの被害が発生する可能性が高まります。漏洩した情報は、なりすましによるアカウントの不正利用や金銭被害、標的型攻撃(明確な目的を持って、特定の組織や個人を対象に行うサイバー攻撃)に悪用される可能性もあるでしょう。

また、感染がネットワークを通じてほかの端末に広がり、大きな被害を引き起こす危険性もあります。

ゼロデイ攻撃

ゼロデイ攻撃とは、セキュリティホールの一種である「ゼロデイ脆弱性」を狙った攻撃です。ゼロデイ脆弱性とは、開発者側が修正パッチ(セキュリティ上の欠陥を修正するためのプログラム)を提供する前に悪意のある第三者に発見されたセキュリティホールのことです。

ゼロデイ脆弱性は開発者側に対処方法が存在しない状態のため、ゼロデイ攻撃を受けてもすぐに対処できず、深刻な被害となるおそれがあります。

セキュリティホールによるリスクを低減させる方法

ここからは、セキュリティホールによるリスクを低減させる3つの対策を紹介します。

サポート期間が終了したソフトウェアやアプリは使用しない

セキュリティホールによるリスクを低減させるには、サポート期限が終了したソフトウェアやアプリの使用をやめることが大切です。サポート期限が切れたソフトウェアやアプリには、セキュリティホールを修正する更新プログラムが提供されなくなるためです。

サポート終了後のソフトウェアを利用し続けていること自体がセキュリティホールのリスクがあるといえるので、ソフトウェアは新しいバージョンに移行し、アプリは削除することを検討しましょう。

ソフトウェアやOSを最新のバージョンにする

ソフトウェアやOSを最新のバージョンにすることもリスク低減に有効です。

セキュリティホールが見つかると、ソフトウェアやOSの提供元は修正のための「更新プログラム」や「修正パッチ(セキュリティパッチ)」を配布します。

更新プログラムや修正パッチを最新版にしてソフトウェアやOSを更新することで、セキュリティホールを放置することなく安全に保つことができます。

セキュリティ対策サービスを活用する

セキュリティホールによるリスクを減らすには、セキュリティ対策サービスの利用も有効です。

ドコモの「あんしんセキュリティ スタンダードプラン」の「ウイルス対策」「ダークウェブモニタリング」機能を使えば、以下のようにインターネットセキュリティへの対策を高められます。

「ウイルス対策」機能は、本体や外部メモリにウイルスや不審なプログラムがないかを確認し、検知した場合にお知らせしてくれます。また、「ダークウェブモニタリング」機能は、ダークウェブと呼ばれる通常ではアクセスできない闇サイト上に個人情報が流出していないかを監視し、流出を検知した場合に通知してくれるため、被害を最小限に抑えることができます。

まとめ

セキュリティホールとは、ソフトウェアやOSに存在する弱点です。ソフトウェアやOSを開発する段階でのプログラムのバグやアップデートの不備などが原因で生じることが多く、放置することでハッキングやマルウェア感染、ゼロデイ攻撃などのリスクが高まります。

セキュリティホールによるリスクを低減させるには、サポート期間が終了したソフトウェアやアプリを使用しないこと、更新プログラムや修正パッチが公開されれば適用して最新版に保つことが重要です。

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