PC(パソコン)の乗っ取りが疑われる6つのサインとは?対処法も紹介

#ウイルス対策
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パソコンの乗っ取りとは、ウイルス感染やログインパスワードの漏洩などによって、第三者がパソコンを不正に操作できる状態をいいます。乗っ取りの被害は、個人情報やデータの漏洩、金銭的な被害、さらには犯罪に巻き込まれる可能性など、深刻な事態に発展するケースも発生しています。

しかし、自分のパソコンが乗っ取られている状況は気づきにくく、被害が深刻になってから判明することも少なくありません。そこで今回は、パソコンが乗っ取られている際に現れるサインや、その対処法について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

PC(パソコン)の乗っ取りが疑われる6つのサイン

PC(パソコン)の乗っ取りが疑われる6つのサイン

パソコンが乗っ取られると、個人情報の流出や不正アクセスなど深刻な被害につながります。乗っ取りの初期段階では、気づきにくい場合が多いため、早めに異変を察知することが重要です。

ここでは、パソコンが乗っ取られている可能性がある代表的なサインを紹介します。以下のような兆候が見られたら、早急に対処しましょう。

1.PC(パソコン)の動作に不具合が出る

パソコンの動作が急に遅くなったり、システムが勝手に終了・再起動を繰り返したりする場合は、乗っ取りの可能性があります。

乗っ取り犯はパソコンを遠隔操作し、さまざまな不正行為を行うために、バックグラウンドで不正なプログラムを動作させていることがあります。その結果、パソコンに負荷がかかり、動作が不安定になるのです。

しかし、パソコンの動作不良は、必ずしも乗っ取りが原因とは限りません。パソコンの経年劣化や長時間にわたる稼働、ストレージ容量の圧迫など、ほかの要因も考えられます。そのため、パソコンの動作に不具合が生じた場合は、まずはこれらの可能性を排除し、それでも改善が見られない場合は、乗っ取りの可能性を検討する必要があるでしょう。

2.身に覚えのない取引や操作が行われる

ネットバンキングやオンラインショッピングの利用履歴に、身に覚えのない取引や操作が記載されている場合、アカウントが乗っ取られ、不正に利用されている可能性があります。

たとえば、ネットバンキングの送金履歴に身に覚えのない送金記録があったり、ネットショッピングで購入した覚えのない商品が届いたりする場合は、すぐに銀行やカード会社に連絡し、口座やカードの利用停止を依頼しましょう。また、パスワードを変更するなど、セキュリティ対策を強化することも重要です。

3.データ通信量が急増する

パソコンが乗っ取られると、通常よりもデータ通信量が増加することがあります。これは、乗っ取り犯がパソコンを遠隔操作し、データを送受信したり、不正なプログラムをダウンロードしたりするためです。

もし、身に覚えのないデータ通信が大量に発生していたり、パソコンを使用していない時間帯に通信が行われていたりする場合は、乗っ取りを疑う必要があります。データ通信量を監視することで、早期に異常に気づくことができるでしょう。

4.登録しているサイトにログインできなくなる

普段利用しているWebサイトやサービスに突然ログインできなくなる現象も、乗っ取りのサインの一つです。これは、アカウント情報を盗み取った第三者に不正にログインされ、パスワードを変更されてしまった可能性があります。

もし、ログインできない場合は、まずはパスワードをリセットしてみましょう。リセットができなくなった場合は、サービスの運営者に問い合わせる必要があります。

5.見覚えのないソフトやアプリがある

パソコンにインストールした覚えのないソフトやアプリがある場合は、乗っ取りの可能性があります。悪質なソフトやアプリには、マルウェアが仕込まれている可能性があり、パソコンの乗っ取りや情報漏洩などの被害を引き起こす可能性があります。

見覚えのないソフトやアプリを発見した場合は、安易に起動せず、セキュリティソフトでスキャンするなどして、安全性を確認することが重要です。

6.勝手にファイルが追加・削除される

パソコン内に見覚えのないファイルが追加されていたり、既存のファイルが削除されていたりする場合も注意が必要です。これはハッカーがパソコンを乗っ取り、ファイルやデータを勝手に操作している可能性があります。

もし、このような現象が起きた場合は、セキュリティソフトでウイルス感染していないか確認を行う必要があります。また、重要なデータはバックアップを取っておくなど、被害を最小限に抑える対策も重要です。

PC(パソコン)が乗っ取られている可能性がある際の対処法

PC(パソコン)が乗っ取られている可能性がある際の対処法

パソコンの乗っ取りが疑われる場合は、すぐに以下の対処法を行いましょう。早急な対応が、被害の拡大を防ぐ鍵となります。

インターネットを切断する

まず、接続しているインターネットを切断しましょう。インターネットを切断することで、外部からのアクセスを遮断し、強制的に遠隔操作を中断させることができます。個人情報やデータの流出などの被害を最小限に抑えるためにも、優先して対処するのが賢明です。

セキュリティ対策ソフトでスキャンする

マルウェアはユーザーの知らないうちにダウンロードされ、パソコンに潜んでいる可能性があります。セキュリティ対策ソフトを最新の状態に更新し、スキャンを実行しましょう。ウイルスやマルウェアが検出された場合は、指示に従って削除してください。

パスワードを変更する

不正ログインを防ぐために、使用しているアカウントのパスワードをすべて変更しましょう。パスワードは、大文字・小文字・数字・記号などを組み合わせた複雑で推測されにくいものにしてください。

また、一つのパスワードを使い回さず、それぞれのサービスで異なるパスワードを設定しましょう。パスワードを個別に設定することで、万が一、パスワードが漏洩しても被害の拡大を最小限に抑えることができます。

パスワードを変更する際は、乗っ取られたパソコン以外の別のデバイスで行うようにしてください。乗っ取られたデバイスで変更すると、新しいパスワードの情報も盗み取られてしまう可能性があります。

PC(パソコン)の乗っ取りの症状が改善しない場合は?

先述の対処法を試しても乗っ取りの症状が改善されない場合は、システムの初期化を検討しましょう。システムの初期化とは、パソコンを工場出荷時の状態に戻すことです。初期化を行うことで、乗っ取りの原因とされるマルウェアや不正なファイルを削除できます。

ただし、初期化を行うとマルウェアなどだけでなく、パソコン内のデータがすべて消去されます。そのため、感染後にバックアップを取る際は、セキュリティ対策ソフトなどでスキャンし、感染源を駆除してからバックアップを取るようにしましょう。

まとめ

パソコンの乗っ取りは、個人情報やデータの漏洩、金銭的な被害など、深刻な事態を引き起こす可能性があります。そのため、日頃からセキュリティ対策を徹底し、乗っ取りの兆候に気づいたら迅速に対処することが重要です。

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あんしんしてパソコンを使用するためにも、より強固なセキュリティを実現できるセキュリティ対策サービスの導入をぜひご検討ください。

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