パソコンにウイルス対策ソフトは必要?どのようなユーザーが活用すべきか解説
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本記事では、なぜウイルス対策ソフトが必要なのか説明します。また、どのようなユーザー層がセキュリティ対策ソフトを導入すべきかについても、併せて解説していきますので、ソフトの導入にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
目次
パソコンにウイルス対策ソフトが必要な理由とは?
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ウイルス対策ソフトが必要な理由は、マルウェア感染やサイバー攻撃の手口が多様化・巧妙化しているためです。
主要なパソコンのOSには、基本的なセキュリティ機能が搭載されていますが、巧妙化しているサイバー攻撃などのリスクに備えるためには、それだけでは不十分なケースが増えています。
そのため、パソコンに標準搭載されているセキュリティ機能に足りない部分を補い、あんしんしてパソコンを利用するためにも、ウイルス対策ソフトは必要だといえます。
パソコンにウイルス対策ソフトを入れるメリット
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パソコンにウイルス対策ソフトを入れることで、次のような利点があります。
- 高度化するマルウェア感染への対策
- 個人情報漏洩の防止
- 安全なインターネット環境の確保
それぞれの理由について、詳しく説明していきましょう。
高度化するマルウェア感染への対策
近年、マルウェアの感染手口はますます巧妙になっています。たとえば、従来のウイルスメールでは文章に誤字脱字や不自然な文法などの違和感が見られる傾向にありましたが、生成AI技術の発展により文章の質が向上し、正規のメールとの判別が難しくなりつつあります。
また、ノーウェアランサム(ランサムウェアの亜種)をはじめとする新種のマルウェアも発生しており、日々進化し続ける未知の脅威への備えが求められている状況です。
こうしたリスクの高まりに対応するために、最新の脅威にも対応したウイルス対策ソフトの導入が大切です。
標準で搭載されるセキュリティソフトのなかには、既存のデータベースを参考に、マルウェアに特徴的なソースコードを見つけて検知するものがあります。しかし、標準のセキュリティ機能だけでは、最新のマルウェアには対応できないという懸念点もあります。
そのため、標準搭載のセキュリティソフトでは対応できない範囲を、最新のウイルス対策ソフトで補うことで、マルウェア感染のリスクを減らすことが可能です。
個人情報漏洩の防止
マルウェアに感染すると、個人情報が漏洩し、不正利用されてしまうおそれがあります。たとえば、スパイウェアと呼ばれるマルウェアは不正にパソコン内に侵入することで、ユーザーの個人情報や行動履歴などを監視し、外部に情報を送信します。送信される情報にはID・パスワード、クレジットカード情報などが含まれるため、アカウントの乗っ取りやクレジットカードの不正利用などのリスクが生じます。
ウイルス対策ソフトのなかには、個人情報の流出を検知し、ユーザーに通知する機能を持つものがあります。こうしたウイルス対策ソフトを導入することで、情報漏洩による被害を最小限に抑えられるでしょう。
安全なインターネット環境の確保
ウイルス対策ソフトを導入することで、安全にインターネットを楽しめる環境を確保できます。インターネット上には、ウイルスやマルウェアを仕込んだ不正なアプリを配布するサイトなど、さまざまな脅威が常に存在します。
また、フィッシングサイト(偽サイト)も、個人情報を詐取する手口として注意が必要です。フィッシング対策協議会のレポートによると、2023年におけるフィッシング報告件数が過去最高の1,196,390件となり、2022年と比較して約1.23倍になったことがわかっています。また、2023年におけるフィッシングサイト件数も増加傾向にあるため、特にフィッシング詐欺はより身近な脅威になっていると考えられるでしょう。
出典:フィッシング対策協議会「フィッシングレポート 2024」
ウイルス対策ソフトのなかには、有害なサイトにアクセスしようとした際に警告を表示してくれたり、アクセスをブロックしてくれたりする機能を持つソフトもあります。これらの機能を持つソフトを活用すれば、不審なサイトへアクセスするリスクを減らすことが可能です。
ウイルス対策ソフトはどのようなユーザーが導入すべき?
ウイルス対策ソフトは、私たちのパソコンを脅威から守ってくれる貴重な存在です。セキュリティをさらに強化したい方におすすめですが、特に次のような方は導入すべきだといえるでしょう。
- 個人のパソコンを仕事で活用する方
- オンラインショッピングやネットバンキングを使う方
個人のパソコンを仕事で活用することがある場合
個人のパソコンを仕事で使う機会がある方は、ウイルス対策ソフトの導入を検討しましょう。個人のパソコンがウイルスに感染すると、USBメモリやメールの送付などを通じて、社内のパソコンにウイルスを持ち込んでしまうリスクがあるためです。
社内のパソコンにウイルスが感染してしまうと、社内データがインターネット上に流出してしまうリスクが高まります。会社や取引先の機密情報が漏洩すれば、社会的信用を失うおそれも考えられるでしょう。最悪の場合、業務を停止せざるを得ない事態となるリスクもあります。
自身のパソコンだけでなく会社への影響も考慮し、ウイルス感染を防止する機能を備えた対策ソフトを導入することが重要です。
オンラインショッピングやネットバンキングを利用する場合
オンラインショッピングやネットバンキングを利用する場合は、ウイルス対策ソフトを導入することがおすすめです。
クレジットカード情報や銀行口座情報などの大切な情報を入力するオンラインショッピングや、振り込みなどの送金操作を行うためにネットバンキングを利用する際は、高いレベルのセキュリティ環境が必要となります。
パスワードやクレジットカード番号、銀行口座番号などマルウェア感染によって不正に流出しないよう、ウイルス対策ソフトを活用しましょう。
まとめ
ウイルス対策ソフトは、パソコンを安全に使うために欠かせません。標準搭載のセキュリティソフトだけでは、多様化・巧妙化するマルウェアやサイバー攻撃への対策として不十分な場合があるためです。
特に、個人のパソコンを仕事で使用する方や、オンラインショッピング・ネットバンキングを利用する方は、追加のウイルス対策ソフトの導入を検討しましょう。
マルウェア対策や個人情報の保護、安全なインターネット環境の確保のため、適切なウイルス対策ソフトを選んで導入することをおすすめします。
PCウイルス対策に不安を感じる方は、ドコモの「あんしんセキュリティ トータルプラン」の導入をご検討ください。「PC向けセキュリティ対策」機能が備わっており、日々発生する新しいウイルスやスパイウェアなどの脅威からパソコン(Windows、Mac)を保護します。
ネット環境での安全性を高めるために、適切なセキュリティ対策を今から実践していきましょう。
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