Androidスマホにバックドアが設置されているか確認する方法とは?駆除方法も紹介

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スマホにバックドアが設置されると、知らないうちに個人情報が抜き取られる危険があります。もし、「見覚えのないアプリがある」「バッテリーの消耗やデータ通信量が増えている」といった現象が起きている場合は、バックドアが設置された疑いがあるため、早急に対処することが大切です。

この記事ではスマホにバックドアが設置されている場合のサインや、バックドアの駆除方法などを紹介します。バックドアの設置を事前に防ぐ対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

バックドアとは?

バックドアとは?

バックドアとは、スマホやパソコンのシステム、アプリ、サーバーなどへの不正侵入を目的とした入口のことです。バックドアは、一般的にマルウェアの感染によって設置されることが多いですが、外部から遠隔操作できるマルウェアそのもの(スマホやユーザーに被害をもたらすことを目的とした、悪意のあるソフトウェアのこと)をバックドアと呼ぶこともあります。

バックドアが設置されると、スマホを遠隔で操作され、個人情報を盗まれる可能性があります。

Androidスマホにバックドアが設置されている可能性のある場合のサイン

バックドアが設置された場合、スマホにさまざまなサインが現れます。ここでは、主なサインを3つ紹介しているので、自身のスマホに同様の現象が見られないか確認しましょう。

見覚えのないアプリがある

インストールしたアプリのなかに、見覚えのないアプリや不審な名前のアプリを見つけた場合、マルウェアが侵入してバックドアを設置しているおそれがあります。設定から「アプリ」メニューを開いてすべてのアプリを確認し、インストールした覚えのないものがあれば削除しましょう。

データ使用量やバッテリー消耗が増えていないか確認する

マルウェアに感染してバックドアが設置されると、スマホやパソコンのバックグラウンド(アプリが画面上に表示されていない状態)で外部にデータが送信されるため、データ使用量が急激に増加する場合があります。また、バックグラウンドで継続的な動作が行われることで、バッテリーの消耗が早くなる場合もあるでしょう。

そのため、以前と比べてデータ使用量やバッテリーの消耗が明らかに増えている場合は、バックドアが設置されている可能性が疑われます。異常にデータを消費しているアプリがないかを確認する方法については、以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ギガの減りが異常に早いのはウイルスの影響?ウイルス感染の場合の対処法を紹介

Androidスマホにバックドアが設置された場合の駆除方法

バックドアが設置された場合は、被害を軽減するためにも早めに駆除することが大切です。ここでは、専用ツールを使わずにバックドアを駆除する方法を紹介します。

不審なアプリを削除する

アプリ一覧にインストールした記憶のないアプリが存在する場合、マルウェアに感染している可能性があります。「設定」からインストールされているアプリを確認し、見覚えのないアプリは削除しましょう。

アプリを削除する際は、まずはインターネットの接続を切断しましょうこうすることで、インターネット経由で情報が盗まれるリスクを軽減できます。

インターネットの接続を切断したら、以下の手順でアプリの削除を行いましょう。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. アプリ一覧を開く
  3. 一覧に不審なアプリや見覚えのないアプリがないか確認する
  4. 不審なアプリがある場合、無効化した後にアンインストールする

スマホを初期化する

アプリを削除しても状況に変化がない場合は、初期化を行うのも1つの方法です。初期化により、不正アプリとデータを完全に削除できるため、安全な状態に戻せます。ただし、初期化を行うと重要なデータまで削除されるため、バックアップを取るようにしてください。

ほとんどのAndroid端末は、設定アプリから初期化できます。たとえば、Google pixelスマホの場合は、以下の手順で初期化を実行できます。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「システム」>「詳細設定」>「リセット オプション」>「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」の順で選択
  3. 端末の内部ストレージデータをすべて消す場合は「すべてのデータを消去」を選択(PIN入力を求められた場合は、PINを入力してから「すべてのデータを消去」を選択)
  4. リセット完了後、再起動を行うオプションを選択
  5. 端末のセットアップを行い、バックアップしておいたデータを復元する

バックドアの設置を防ぐ対策

バックドアの設置を防ぐ対策

事前に対策を行うことで、バックドアの設置を防げます。ここでは、具体的な対策を3つ紹介しているので、スマホを安全に使用するためにも参考にしてください。

公式アプリストア以外からインストールをしない

非公式のアプリのなかには悪意をもって作られたものも一部に含まれており、バックドアが仕込まれている可能性があるため、インストールを避けるのが賢明です。

アプリをインストールする際は、公式ストアを利用しましょう。公式ストアでは、アプリの安全性に関する審査が厳格に行われているため、安全性において一定の基準を満たしているといえます。

また、アプリのインストール前に、提供元の企業などを調べるのもよいでしょう。Webサイトに不審な点がある場合や、提供元が不明な場合は、インストールを避けるのが賢明です。

AndroidのOSは常に最新の状態に保つ

OSに脆弱性が発見された場合はアップデートによって修正が適用されるため、バックドアの設置を防ぐためにも最新の状態にアップデートし、セキュリティを強化しましょう。

しかし、手動更新ではアップデートを忘れてしまいがちになるため、自動更新の設定がおすすめです。自動更新に設定すれば、定期的にアップデートが行われるので、常に最新のセキュリティでスマホの安全を守ることができます。

不審なメールの添付ファイルやURLに注意する

見覚えのない送信者から届いたメールの添付ファイルをダウンロードしたり、不審なメールの本文に記載されているURLにアクセスしたりすると、マルウェアに感染するリスクがあります。

メールの開封のみで大きな被害につながるケースは稀ですが、ファイルのダウンロードやURLへのアクセスを行うと、マルウェア感染によってバックドアが設置される可能性があるため、不用意にファイルのダウンロードやURLにアクセスしないよう注意しましょう。

まとめ

アプリ一覧に見覚えのないアプリがあったり、データ使用量やバッテリー消耗が急に増えていたりする場合は、バックドアが設置されている可能性があります。バックドアが設置されると、遠隔操作によってスマホのデータが外部に流出するリスクが高まるため、スマホに異常が発生した場合は速やかに対処するようにしましょう。

ただし、バックドアは知らないうちに設置されているケースが多く、自力で気づくのは難しいという側面もあります。スマホの安全性を高めるためにも、セキュリティ対策サービスの活用がおすすめです。

「あんしんセキュリティ スタンダードプラン」の「ウイルス対策」機能を活用すれば、スマホ本体やアプリなどにウイルスや不審なプログラムが潜んでいないかを確認でき、検知した場合は早期に知らせてくれます。不審なアプリやファイルのダウンロードによってマルウェアなどのウイルスに感染した場合、「ウイルス対策」機能によって検知できるので、被害が広がらないよう迅速に対応することが可能になるでしょう。

安全にスマホを使うための環境を整えたい方は、「あんしんセキュリティ スタンダードプラン」の活用をご検討ください。

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