Androidスマホが重い原因は?症状別に対処法を紹介
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アプリがなかなか開かない、画面の切り替えが遅いなどAndroidスマホが「重い」と感じる状態の場合、さまざまな原因が影響している可能性があります。
本記事では、Androidスマホが重くなる主な原因を解説し、症状に応じた対処法を紹介します。Androidスマホの動作が遅く、ストレスを感じているという方はぜひ参考にしてください。
目次
Androidスマホが重い原因は?
そもそもスマホが重い状態とは、アプリを開くのに時間がかかったり画面の切り替えが遅くなったりと「スマホの挙動が遅いと感じる状態」のことを指します。原因としては、以下のようなことが考えられます。
- メモリの圧迫
- ストレージ容量の不足
- OSやアプリの不具合
- 通信状況の問題
まず挙げられるのが「メモリの圧迫」です。複数のアプリを同時に開いたり、バックグラウンドで多くのアプリが動いていたりすると、スマホの処理能力が追いつかず遅くなります。
また、「ストレージ容量の不足」の可能性もあります。写真や動画、アプリを大量に保存していると、容量が不足してスマホの動作が遅くなる傾向があります。
さらに、「OSやアプリの不具合」も動作が遅くなる原因となります。たとえば、最新バージョンのOSにアップデートしていない場合やアプリが古いバージョンのままだと、互換性の問題で動作が遅くなることがあります。
加えて、「通信状況の問題」も考えられます。Wi-Fiやモバイルデータ通信の接続が不安定だと、Webサイトを読み込めない、またはSNSの情報が更新されないといった現象が起きます。スマホが重いと感じたら、具体的な症状を確認し、それに合った対処法を取ることが大切です。
Androidスマホが重い場合の対処法
ここでは、Androidスマホが重い場合の対処法について紹介します。
スマホの動作、アプリの動作が重い場合
先述したとおり、Androidスマホの動作が重く感じられる原因として、「メモリの圧迫」や「ストレージ容量の不足」が考えられます。
たとえば、バックグラウンドで動作しているアプリが多すぎると、メモリが圧迫され、全体の動作が鈍くなることがあります。また、写真や動画、アプリなどのデータがストレージ容量を圧迫し、スマホの処理速度が低下する可能性もあります。
このような問題に対処するためには、スマホ内のデータやアプリの整理が効果的です。以下では、具体的な方法をいくつかご紹介します。
バックグラウンドのアプリを停止する
バックグラウンドで動作しているアプリが増えると、その分メモリを消費するため動作が遅くなる原因となります。バックグラウンドのアプリを停止するには、タスクマネージャーを開いて不要なアプリを終了しましょう。これにより、メモリの負荷を軽減できます。
なお、タスクマネージャーの開き方は端末ごとによって異なるため、手順が不明の場合はメーカー公式サイトやマニュアルなどを確認することをおすすめします。
不要なデータやアプリを削除する
使わなくなったアプリや、古い写真・動画などのデータをスマホに溜め込んでいると、動作に支障をきたすことがあります。保存データが多いことによって、スマホがデータの検索や処理をするのに時間がかかるためです。
そのため、使っていないアプリや、同じような写真が複数保存されている場合、それらを削除してストレージ容量を確保しましょう。また、大容量の動画データはオンラインストレージ(Googleフォトなど)に移すことで、Androidスマホ本体の負担を軽減できます。
Webサイトの読み込みや動画の再生に不具合がある場合
Webサイトの読み込みが遅かったり、動画の再生が途中で止まったりして重いと感じる場合、通信状況に問題があると考えられます。以下では、具体的な対処法を詳しく紹介します。
Wi-Fiルーターを再起動する
自宅や職場のWi-Fiを利用している場合、Wi-Fiルーターの不具合や、熱が蓄積することが原因で動作が不安定になることがあります。
このような場合、一度Wi-Fiルーターの電源を切り、数分間放置して機器の熱を冷ましましょう。その後、再度電源を入れることで問題が解消される場合があります。
通信量の多いアプリを確認し、停止する
バックグラウンドで動作しているアプリが通信量を多く消費していると、ネットワークの負荷が増大し、ほかのアプリの通信が遅くなる原因になります。このような場合は、通信量の多いアプリを特定し、必要に応じて停止しましょう。Androidスマホでアプリの通信量を確認する方法は機種によって異なりますが、たとえばGoogle Pixelでモバイルデータの通信量を確認する場合、以下の手順で行います。
- ホーム画面から「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」→「インターネット」をタップ
- 携帯通信会社名の横にある設定アイコンをタップ
- 「アプリのデータ使用量」をタップ
アプリごとのデータ使用量が一覧表示されるため、この画面から通信量の多いアプリを特定できます。
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また、設定から「ネットワークとインターネット」を開き、「データセーバーを使用」をONにすることで、一部のアプリによるバックグラウンドでのデータ送受信を停止することで、データ使用量を抑制することも可能です。
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通信が安定した環境に移動する
通信状況が不安定な環境にいる場合も、Webサイトの読み込みや動画再生の速度に支障が出ることがあります。
たとえば、基地局から離れた郊外や山間部、地下施設などでは、通信が不安定になる傾向があります。このような場合は、屋外や窓際などに移動して通信環境が安定する場所を探してみましょう。
それでもAndroidスマホが重い場合は?
上記の対処法をすべて試しても改善しない場合、再起動、OSやアプリのアップデート、システムの初期化を検討しましょう。それぞれの手順について詳しく解説します。
スマホを再起動する
再起動は、特にバックグラウンドで長時間稼働しているアプリがある場合や、システムの一時的な不具合によりスマホが重くなっている場合に効果的です。大量のアプリを立ち上げたままの状態が続くと、メモリが圧迫されて動作が鈍くなることがあるためです。
スマホの再起動の方法は、Androidスマホの機種によって異なります。詳しい手順は取扱説明書やメーカーの公式サイトなどで確認しましょう。
OSやアプリを最新にアップデートする
OSやアプリのバージョンが古いままだと、未修正のバグなどが残り、不具合が生じて動作が重くなることがあります。
その場合、OSやアプリを最新にアップデートすることで問題が解消されることがあります。OSやアプリが古いバージョンのまま放置している場合には、ぜひ試してみてください。
初期化する
Androidスマホを購入時の状態にリセットすることで、動作が遅くなっていた原因を取り除ける可能性があります。ただしシステムの初期化を行うと、スマホ内のすべてのデータが削除されるため、写真や動画、連絡先、重要なアプリデータなどはバックアップしておきましょう。
また、システムの初期化は出荷時の状態に戻ってしまうため、あくまでも最終手段として、そのほかの対処法を試しても改善しない場合に限り実施することをおすすめします。
一般的なAndroidスマホの場合、以下の手順で初期化が可能です。
- 設定アプリを開く
- 「システム」から「リセット」を選択する
- 「工場出荷状態に初期化」を選択し、リセットを行う
ただし、Androidスマホの機種によって操作手順やメニュー名が異なります。詳しい手順は各Androidスマホのメーカーの公式サイトや、取扱説明書などで確認しましょう。
まとめ
Androidスマホが重くなる原因には、メモリの圧迫やストレージ不足、通信環境の問題、OSやアプリの不具合などが挙げられます。対処法として、バックグラウンドのアプリの停止や不要なデータ・アプリの削除、スマホの再起動などを試してみるとよいでしょう。
しかし、ウイルス感染によってスマホが重くなるケースもあります。このような場合は通常の対処法では解決できません。
ウイルス感染に備えるためには、セキュリティ対策アプリの機能を活用することをおすすめします。たとえばドコモの「あんしんセキュリティ スタンダードプラン」の「ウイルス対策」機能は、ウイルスの有無をチェックし、検知した場合はお知らせしてくれるため、万が一の際にも迅速に対応できます。あんしんしてスマホを利用したい方は、ぜひ活用を検討してみてください。