闇バイトの求人で使われやすいサイトとは?犯罪に加担しないための対策も紹介

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闇バイトは詐欺や強盗、運び屋などの犯罪行為へ加担するバイトを意味し、一度かかわると抜け出せなくなる危険があります。SNSやダークウェブ、コミュニティサイトを通じて違法な求人が出回っており、多くの若者が巻き込まれています。

本記事では、闇バイトの募集が行われやすいサイトの特徴と、危険を避けるための対策について詳しく解説します。犯罪に巻き込まれないために、怪しい求人の見抜き方を知っておきましょう。

目次

闇バイトとは

闇バイトとは

闇バイトは一般的なバイトではなく、犯罪行為の一つです。SNSやインターネット掲示板などで、「短時間で高収入が得られる」などの甘い文句で募集されており、安易に応募すると詐欺や強盗などの犯罪に加担させられる危険性があります。

闇バイトの特徴は下記の記事でも詳しく解説しているので、併せてご覧ください。

闇バイトの特徴とは?注意すべき勧誘手段も具体的に紹介

闇バイトの求人で使われやすいサイト

闇バイトは特定のサイトを通じて募集されることが多いため、利用する際は十分な注意が必要です。

ここでは、闇バイトの求人がよく見られる代表的なサイトについて解説します。

SNS

闇バイトの勧誘が最も多く行われているのがSNSです。警察庁が発表した「特殊詐欺の受け子等になった経緯」によると、2023年1月~7月までに特殊詐欺の「受け子」などとして検挙された人のうち、約47%がSNS経由で勧誘を受けていました。

SNSでは「誰でもすぐに稼げる」「月100万円稼ぐ方法」などの文言を用いたDM(ダイレクトメッセージ)が送られることがあり、その内容に惹かれてしまう人が多いのが実態です。

SNS経由で一般的な求人に応募するのは問題ありませんが、知らないアカウントからの怪しい仕事の依頼には注意しましょう。

出典:警察庁「特殊詐欺に犯行利用された番号種別件数の推移及び受け子等になった経緯について

ダークウェブ

ダークウェブとは、通常の検索エンジンではアクセスできない匿名性の高いネットワークのことを指します。違法な取引や犯罪行為を目的とした投稿が多数存在し、闇バイトの求人もその一つです。

ダークウェブはアクセスすること自体がリスクを伴います。犯罪に巻き込まれる可能性があるだけでなく、ウイルスやマルウェアに感染するリスクも高いため、安易にアクセスすべきではありません。

コミュニティサイト

コミュニティサイトとは、共通の趣味や関心を持つユーザーが情報交換や交流を行うWebサイトのことです。掲示板形式やチャット形式のものが多く、匿名での投稿が可能なため、「高額報酬」「簡単作業」といった闇バイトの求人が紛れ込んでいる場合があります。

しかし、簡単に大金を稼げる仕事は存在しません。仕事内容が不明確だったり、異常に高い報酬が提示されている場合、犯罪に関与する可能性が高いと考えた方がよいでしょう。

闇バイトで加担させられる可能性がある犯罪

犯罪組織は、SNSやコミュニティサイトなどを利用して闇バイトの募集を行い、応募者を犯罪に巻き込みます。

ここでは、闇バイトで加担させられる可能性のある主な犯罪について解説します。

特殊詐欺

特殊詐欺とは電話やハガキ、メールなどを用いて被害者を騙し、金銭を騙し取る犯罪です。犯人は親族や公共機関の職員を装い、現金やキャッシュカードを騙し取ったり、ATM操作で送金させる手口が一般的です。なかには、恐喝やキャッシュカードのすり替えによる窃盗も含まれます。

闇バイトに応募した人は、「受け子」「出し子」として特殊詐欺に関与させられる可能性があります。「受け子」とは、被害者から現金やキャッシュカードを直接受け取る役割を指し、「出し子」は、詐欺で得たキャッシュカードから現金を引き出す役割です。

強盗

強盗とは、暴行や脅迫を用いて他人の財産を奪う犯罪です。闇バイトでは、指示役から「簡単な仕事」として持ちかけられ、複数人で自宅や店舗に押し入る強盗行為に加担させられるケースがあります。

強盗罪の罰則は非常に重く、5年以上20年以下の懲役が科せられます。被害者にケガを負わせた場合は「強盗致傷罪」で無期懲役または6年以上20年以下の懲役、被害者が死亡すれば「強盗致死罪」となり、死刑または無期懲役となる可能性があります。

運び屋

運び屋とは、現金や薬物、犯罪用の携帯電話などを受け取り、指定された場所に運ぶ役割を担う闇バイトです。一見すると単なる配送の仕事に見えますが、違法な物が含まれていることが多く、犯罪に巻き込まれるリスクが高いです。

たとえば、普通の配送バイトに応募したつもりが、知らず知らずのうちに特殊詐欺の資金を運んでいたり、違法薬物の密輸に関与していたりするケースがあります。配送物が段ボール箱に入っていると中身が危険物・違法物であることがわからないため、闇バイトだと気づかずに仕事をしてしまうという危険性が潜んでいます。

危険な闇バイトに意図せず加担しないための対策

危険な闇バイトに意図せず加担しないための対策

知らないうちに闇バイトに手を染めてしまうことを防ぐためには、怪しい求人を見抜く力を身につけ、正しい対策を講じることが重要です。

ここでは、闇バイトに加担しないための具体的な対策について解説します。

正規の求人サイトやハローワークを利用する

仕事を探す際は、信頼できる正規の求人サイトやハローワークを利用しましょう。正規の求人サイトは求人広告が審査されるため、闇バイトに応募してしまうリスクを低減できます。また、ハローワークは国の機関が運営しており、正規の仕事が紹介されるためあんしんです。

また、応募する前に、仕事内容が具体的に説明されているかどうかを確認しましょう。一般的な求人には、労働時間や賃金、休憩時間などの条件が明確に記載されています。また、仕事をはじめる前に、書面で正式な雇用契約が結ばれるかどうかも確認しましょう。

ただし、闇バイトは大手求人サイトにも紛れ込んでいることがあります。たとえば、「配送」「宅配」といった業務内容を偽装し、違法な仕事へ誘導する手口が存在します。大手サイトだからといって油断せず、少しでも怪しいと感じたら応募を避けることが大切です。

疑う・調べる・相談する

「高額バイト」「1日〇〇万円稼げる」といったフレーズが並ぶ求人には警戒しましょう。一般的なアルバイトで、短期間に大金を稼ぐことはほぼ不可能です。不自然に高い報酬を提示する仕事は、違法行為に関与する可能性があります。

気になる求人があった場合、一度立ち止まって冷静に調べることが大切です。また、家族や友人に相談することも有効です。第三者の意見を聞くことで、怪しい点に気づく可能性もあります。

セキュリティ対策サービスを活用する

闇バイトの募集は、SNSやコミュニティサイトだけでなく、違法な求人を掲載する悪質なサイトでも行われます。犯罪に巻き込まれないためには、危険なサイトにアクセスしないことが重要です。

たとえばセキュリティ対策サービスを活用すると、危険なサイトへのアクセスを未然に防ぐことができます。ドコモの「あんしんセキュリティ スタンダードプラン」の「危険サイト対策」機能を利用すれば、閲覧しようとしているサイトが危険である場合に警告が表示され、誤ってアクセスしてしまうリスクを低減できます。

まとめ

闇バイトとは、違法行為に関与するアルバイトのことで、詐欺や強盗、運び屋などの犯罪に加担させられる危険性があります。特にSNSやダークウェブ、コミュニティサイトを通じて募集されることが多く、「短時間で高収入」などの甘い言葉で勧誘されるケースが増えています。

闇バイトへの応募を防ぐためには、正規の求人サイトやハローワークを利用し、怪しい求人には応募しないことが重要です。また、セキュリティ対策サービスを活用することで、事前に危険を回避できます。安易に高収入の求人に応募せず、安全な方法で仕事を探しましょう。

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