「副反応が弱いワクチン」を確実に接種できる!? そんな都合の良い話はありません!

#セキュリティニュース
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30秒でわかる記事まとめ

  • 昨年同様、ワクチン優先接種を騙る詐欺メッセージが出回る可能性あり。
  • 今回は接種希望者が多いと言われている種類のワクチンを接種できる、などの誘い文句に要注意。
  • 都合の良すぎるメッセージは個人情報窃取を目的とした詐欺の可能性大。不安を覚えたら消費者庁の「消費者ホットライン188」に相談。

3回目のワクチン接種が進行中!

2020年末に「『ワクチン優先接種予約』を騙る詐欺メッセージに要注意」というお話をしました。「治験参加者急募。新型コロナウイルスのワクチンを誰よりも早く打てます。応募はこちらから」などといったメッセージを送り付け、応募フォームを装った偽サイト経由でクレジットカード情報などを入力させる手口が予想されました。あれから1年以上経った現在、たいていの希望者は2回目の接種を完了し、医療従事者や高齢者から順に3回目の接種が始まっています。国内のワクチン接種はおおむね順調に進んでいる、と言いたいところですが一部では「打ち控え」が起こっているようです。

「あなたが希望するワクチンを必ず接種できます」!?

1~2回目の接種では大まかに2種類のワクチンが使用されましたが、副反応が強く出ると言われているワクチンを打ちたくない人たちが、『もう1種類のワクチンを選択できるようになるまで待とう』と判断しているものと考えられます。政府は一日100万回の接種目標を定めたものの、接種率は思うように上がっていません。

こうした状況を悪意ある人たちは見逃しません。ある日あなたのスマホに「副反応が弱い●●製ワクチン入手! 今すぐの予約で確実に打てます」といった新手のメッセージが届くかもしれません。実際、有料で予約代行する旨の営業電話が掛かってきたというケースはすでに報告されています。

こういった内容のメッセージやSNSの書き込みに反応することは避けましょう。『副反応があっても会社は休めないのでちょうど良いかも!』『早く打ちたいのに接種券が届かない。イチかバチか試してみるか!』などと安易に飛び付いても、待っているのは個人情報を窃取するための入力フォームのみです。望むようなワクチン接種はできません。

出所不明の怪しい電話やメッセージは無視して構いません。無視してよいか迷った方は一人で悩まず、消費者庁の「消費者ホットライン188」へ相談をしてみてはいかがでしょうか。

さいごに

悪意のある人たちは電話やメッセージ、SNSへの書き込みなどあらゆる手段で皆さんを騙し個人情報を窃取しようとします。甘い言葉に惑わされないようにしましょう。
迷惑な電話や怪しいサイトへの誘導には、あんしんセキュリティの迷惑電話対策や危険サイト対策が有効です。一度利用してみてはいかがでしょうか。

※この記事は、マカフィー×ASCII.jp「せきゅラボ」掲載記事を元に制作されました。

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