著名企業のロゴが付いた賞品当選バナー、それって本物?
30秒でわかる記事まとめ
- 突然画面を覆い隠すような広告バナーに注意。
- 著名企業やサービスのロゴが貼ってあってもそれは偽物。
- 個人情報を盗まれる可能性大。無視することが唯一の対策。
実在する企業を装った懸賞詐欺に注意
インターネットを見ていたら、突然画面を覆い隠すように広告バナーがあらわれて閲覧を邪魔された――そんな経験、あなたもあるでしょう。バナーをタップしてほしい気持ちはわかりますが、ユーザーの利便性を損なうような見せ方はいただけません。
でも、それがあなたへのプレゼントを告げる内容で、しかもあなたがよく知る企業のロゴが添えられていたら……?
「ただいまサービス開始1周年記念キャンペーン中です。あなたは無料プレゼントに当選いたしました。賞品送付のため、5分以内にアンケートにお答えください」
上記のような文章が書かれた広告バナーを見たところで、大抵の人は不審に思い、タップもしないでしょう。ところが、その脇に著名な企業やサービスのロゴを置いた途端、信憑性は増してしまいます。文章中に企業名やサービス名が入っていれば、なおさらです。上記のような文章が書かれた広告バナーを見たところで、大抵の人は不審に思い、タップもしないでしょう。ところが、その脇に著名な企業やサービスのロゴを置いた途端、信憑性は増してしまいます。文章中に企業名やサービス名が入っていれば、なおさらです。
真偽を判断しようとせず、無視しましょう
実際、悪意ある人たちはこうした手口で著名企業を装い、偽のプレゼント付アンケート回答ページに誘導することで個人情報(特にクレジットカード情報)を盗もうとします。以前、突然賞品当選を告げるバナー、そして実在する企業のプレゼントキャンペーンを装ったメッセージやメールについてご紹介しましたが、今回の手口はちょうど上記2つを組み合わせたものです。
より悪質なものになると、あなたが使っているブラウザやプロバイダーを確認したうえで、それらを装った偽広告バナーを表示します。つまり、悪意ある人たちは我々が油断しやすくなるよう、多種多様な広告をあらかじめ用意しているのです。
残念ですが、ここまでくると我々が真偽を判断することは不可能です。今後もし上記のような広告バナーと出会ったら、真偽を判別しようとせず、偽広告だと無視するのが唯一の詐欺対策です。そもそも、突然画面を覆い隠すバナーを使って消費者に不快感を覚えさせるような真似を、著名で信頼できる企業が実施するとは考えられないでしょう。
さいごに
悪意のある人たちは巧みなメッセージを送り付け、個人情報の入力を促してきます。ご自身での真偽の判断に自信がない方は、あんしんセキュリティを利用してみてはいかがでしょうか。迷惑メールをブロックしてくれたり、危険なサイトへのアクセスを警告してくれたりします。
※この記事は、マカフィー×ASCII.jp「せきゅラボ」掲載記事を元に制作されました。