新型コロナに乗じてあなたを騙すメッセージの典型例とその対策を素早く伝授

#セキュリティニュース
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30秒でわかる記事まとめ

  • 新型コロナウイルスの感染拡大に乗じて迷惑行為が急増中。
  • 特に、マスクなど入手困難品を販売/プレゼントすると偽ってウイルス感染させたり、個人情報や金品を得ようとしたりする詐欺に注意。
  • 『そうそう簡単に手に入るわけがない』という冷静な判断が最大の対策。決してメッセージ内のURLはタップしないように。

皆の不安を逆手に取った迷惑行為が急増中

新型コロナウイルスの感染拡大に乗じて、さまざまな迷惑行為が発生しています。不安を煽るデマの拡散、経済活動の停滞に便乗して株や金を購入させようとする勧誘、慈善団体を名乗り、寄付と称して金品を得ようとする手口、さらにはマスクを一方的に送り付けてその代金を請求する「送り付け商法」まで発生しています。

なかには、「携帯事業者を通して10万円の給付金を配布することになったので所在確認をしたい」などと偽り、個人情報を盗もうとする迷惑メールまで確認されており、警視庁や総務省が注意を呼び掛けています。当然、携帯事業者経由で給付金が支払われることはありませんので、決してそうした迷惑メール・メッセージ内のURLや添付ファイルをタップしてはいけません。

ここで重要なのは、悪意ある人たちにとってあなたや家族も標的であること。被害に遭う前にその内容と対策を覚えておきましょう。

あの入手困難品がまさかの抽選販売!?

私たちが最も遭遇しがちな迷惑行為は「抽選販売詐欺」かもしれません。たとえばマスクは今のところ入手困難です。本来使い捨てのマスクを手洗いすることで繰り返し着用している人も多いでしょう。布マスクの配布も始まりましたが、心もとないことに変わりはありません。悪意ある人たちは、そうした不安な心理を巧みに突いてきます。

たとえばある日、あなたのスマートフォンにこんなメッセージが届くかもしれません。「海外から緊急輸入! 貴重な使い捨てマスクを抽選販売します。今すぐ下記URLからご応募を……」「慈善団体●●ではこのたび、寄付いただいた使い捨てマスクを多くの方にプレゼントしたいと思います。ご希望の方は下記に送付先を入力してください……」。

願ってもない話ですが、残念ながらこれらは送付先と偽って(騙されやすい人たちの)クレジットカード番号などを含む個人情報を収集しているのです。下手に応募すると、今後あなたのスマートフォンに次々と詐欺メッセージが届くことになるでしょう。また、プレゼントの送付代金としてプリペイドカードの番号を入力させるパターン、あるいはURLをタップするとウイルスに感染してしまうことすらあり得ます。

そしてこの手口は、外出自粛で一時的に需要が高まって買いづらくなった製品、たとえば消毒用アルコールやハンドソープ、テレワークで使うWebカメラやヘッドセットなどでも繰り返される恐れがあります。

対策は、メッセージに記載されているURLをタップしたり、みだりに個人情報を入力したりしないことです。また、こうした怪しいメッセージは両親・祖父母・子どものスマートフォンにも届きます。慌てて返答しないよう注意を促しましょう。そもそも、マスクや消毒用アルコールは病院でも在庫不足が叫ばれている貴重品です。それが簡単に入手できるわけがないという冷静な判断が詐欺からあなたを守るのです。

さいごに

ご自身での判断や対策に自身がない方には「あんしんセキュリティ」がおすすめです。迷惑メールを自動で判定してくれたり、閲覧しようとしているサイトが偽サイトやウイルス配布サイトだった場合にブロックしてくれたりします。ご家族も含めて対策をされることをおすすめします。

※この記事は、マカフィー×ASCII.jp「せきゅラボ」掲載記事を元に制作されました。

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