怪しいことはしていないのに…それでも届く"迷惑メール"の原因は?
30秒でわかる記事まとめ
- メールアドレス収集を目的とした業者によってアドレスが流出する
- アドレスが漏れる原因は、懸賞サイトへの会員登録や危険アプリのインストールなど
- 疑わしきサイトやアプリは、運営会社を調べよう
知らぬ間に自分のアドレスが流出する!?
出会い系や架空請求、なりすましメール……個人情報を誰かに漏らした覚えがないのに、このような迷惑メールが急に送られてきたという経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はインターネットの世界には、メールアドレス収集を目的とした業者が存在しています。彼らによってあなたのメールアドレスが集められ、迷惑メールの送信者の手に渡り、迷惑メールが届くという流れになっています。
では、どのようにしてメールアドレスが漏れてしまうのでしょうか?
懸賞サイトやポイントサイトへの登録から情報が漏れることも
メールアドレス収集を目的とした業者が利用するものは、インターネットサイトやアプリです。代表的なものを紹介します。
懸賞サイトやポイントサイトへの登録
一見安全そうに見せかけた懸賞サイトやポイントサイト。これらのサイトへの会員登録時に使ったアドレスが流出することで、迷惑メールが送られてくる場合があります。
その他、会員登録が必要なサイトには十分注意しましょう。
危険なアプリのインストールや会員登録
「無料で音楽がダウンロードできる」など甘い誘惑があるアプリの中には、危険なものもあります。こうした怪しいアプリをインストールしたり会員登録したりしてしまうと、スマホ内のデータを外部へ送信することを許可する設定がされているなど、個人情報が流出する可能性があります。
偶然送られてくる
迷惑メールを送る業者には、ランダムにアドレスを入力して無差別に迷惑メールを送りつける手口をとるものもいます。そこに偶然自分のアドレスが当てはまり迷惑メールが来る、というケースがあります。
未然に被害を防ぐ"2つ"のポイント!
アドレスの流出を防ぎ、迷惑メールが届くのを防ぐための対策には、下記のようなものが考えられます。
1:むやみに懸賞サイトの会員登録や危険アプリのインストールをしない
「得だから」と片っ端から懸賞サイトやポイントサイトに会員登録したり、「無料だから」と怪しいアプリをインストールしたりしないようにしましょう。特に、個人情報の取扱いについて明記されていない、もしくは、記載はあるが内容がおかしいというサイトやアプリは利用を避けましょう。
万が一に備えて、会員登録専用のサブアドレスを用意するのもよいでしょう。
2:サイトやアプリの運営会社を調べる
サイトやアプリの信頼性は、運営会社のホームページや会社情報を確認することで、事前に推測することができます。
- 運営会社のホームページや情報が見当たらない場合
- 運営会社の所在地や電話番号の記載がないなど、情報に不審な点がある場合
- プライバシーポリシー(個人情報保護方針)の記載がない
といった場合は、利用しないことをおすすめします。
また、会員登録を行う前に、SNSやブログなどで口コミや評判を確認しておきましょう。ネガティブな口コミが多いサイトやアプリの場合、注意が必要です。
さいごに
メールアドレスなど個人情報の流出を未然に防ぐための方法をご紹介しましたが、危険なサイトやアプリをご自身で見極める自身のない方もいるかもしれません。
そこで役立つのがあんしんセキュリティ。迷惑メールを自動判定する機能もあるため、安心してスマホをご利用いただけます。
(文/新美友那)