突然のウイルス警告画面!それ、偽広告かもしれません

#セキュリティニュース
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30秒でわかる記事まとめ

  • ネット閲覧中に突然、画面を覆うウイルス警告画面が出現!
  • あなたを不安にさせてアプリをダウンロードさせるための偽広告かもしれません。
  • 対策は単純。ブラウザーを閉じて再び開けば元通りに。

うっかり信じてしまいそうになる警告画面

AさんがいつものようにAndroidスマートフォンでWebサイトを見ていたところ、いきなり画面全体を覆う巨大な警告画面が現われました。そこには、「お使いのスマートフォンは3つのウイルスに感染しています! GooglePlayからセキュリティ対策アプリを入手してください」と書かれています。

驚いたAさんは、『セキュリティ対策アプリとやらをインストールしないと危険だな』と判断し、警告画面の示すままにGooglePlayのページへ飛び、表示されているセキュリティ対策アプリをインストールしました。

その後は何も起きなかったため、セキュリティ対策アプリが効いていると安心していたAさんでしたが、数週間後、やはりWebサイトを閲覧中に以前と同じような警告画面が表示され、まったく同じセキュリティ対策アプリのダウンロードページに飛ばされたことで、『この警告画面は偽物なのでは?』と疑問に思いましたが、確かめる術はありません……。
※以上はフィクションです。

悪意ある人たちの小銭稼ぎに利用された!

Aさんが体験したのは、「フェイクアラート」と呼ばれる偽の警告画面で、もちろん正規の機能ではありません。これは悪意ある人たちが仕掛けた罠なのです。とはいえ、今回の場合は飛ばされた先の対策アプリにウイルスなどが混入しているわけではありませんし、個人情報も抜き取られてはいません。

では何を目的にしているかと言えば、セキュリティ対策アプリをダウンロードさせて広告収入を得ること。つまり、閲覧者を不安にさせる警告画面をわざと作成・表示することで、セキュリティ対策アプリのダウンロード数を不当に稼いでいるのです。

対策はいたって簡単です。万が一このような警告画面が表示されたら、タップなどはせずにそのままブラウザーの画面を閉じましょう。再びブラウザーを起動すれば警告画面はなくなっているはずです。

さいごに

Webサイトを閲覧するしていると、偽の警告画面など怪しいサイト・危険サイト(フィッシングサイト・ウイルス配布サイトなど)に出くわすことがあります。

ご自身の判断で安全なサイト・危険なサイトを見分けるのに不安がある方には、「あんしんセキュリティ」がおすすめ。Webサイトを閲覧する際、危険サイト(フィッシングサイト・ウイルス配布サイトなど)をチェックし、アクセスをブロックするため、詐欺の被害にあう可能性を減らすことができます。

※この記事は、マカフィー×ASCII.jp「せきゅラボ」掲載記事を元に制作されました。

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