大型連休は、行楽地でのスマホ覗き見に気をつけて!
30秒でわかる記事まとめ
- 人で賑わう行楽地、レジャーに浮かれる我々を狙って、悪意ある人たちも集まってきます。
- スマホのロック解除やパスワード入力、後ろから見られているかもしれません。
- 何気ない雑談で、詐欺につながる個人情報やパスワードを漏らしているかも?
あなたのパスワード、肩越しに盗み見されてます
今年のゴールデンウィークは10日間の超大型連休。各地の観光スポットは大いに賑わうでしょう。平成から令和への改元を挟むという特別感も相まって、テンション上がり気味という方も多いでしょうが、あまり浮かれず気を引き締めたほうがよいかもしれません。なぜなら、レジャーに浮かれる我々を狙って、悪意ある人たちも行楽地に集まるからです。標的はズバリ、あなたのスマートフォン。
2020年に向けたインバウンド需要(訪日外国人旅行者増)を見据えて、観光スポット周辺や店舗・ホテルなどは、こぞって無料Wi-Fiを設置しています。観光中にいわゆる「ギガ減り」を心配せず利用できるうれしい配慮ですが、それらに混じって、以前ご紹介した「本物になりすましたWi-Fi」もまた増えるでしょう。送受信するデータを盗聴されるという危険性がありますので、それを利用してはいけません。
また、人混みでは「ショルダーハック」されている可能性があります。ショルダーハックとは、パスワードやパターンの入力をあなたの肩越しに覗き見する行為のこと。パスワードを知っている相手にスマートフォンを盗まれては手の打ちようがありませんから、人通りの多い場所で画面ロックを解除する際には、指紋認証や顔認証機能を利用しましょう。各種サービスへのログイン認証や購入・課金認証の際も同様です。
Q:なぜ詐欺師が家族の就職先まで知ってるの?
A:あなたが喋ったから
バカンス中に見知らぬ人と意気投合、仕事や家族の愚痴を吐き出してストレス解消。意外な場所で友人を得た――。じつはこれ、大変危険な行為です。その「偶然」にしか思えない出会いは、悪意ある人たちが狙った「必然」の可能性も否定できないからです。
「結婚記念日を忘れてしまい配偶者に怒られた」「娘がペットの散歩をサボる」「息子が就職後、実家に帰って来ない」「両親がATMの使い方を覚えてくれない」。こういった愚痴は聞き手の誘導次第で、家族の誕生日・記念日といった、パスワードや秘密の質問の答えに使いそうな個人情報を漏らすことにつながります。また、家族構成・居場所・就職先などは、オレオレ詐欺をはじめ、あらゆる詐欺行為のきっかけになり得ます。
まさかと思うかもしれませんが、こうした情報を盗み取る方法は「ソーシャルエンジニアリング」と呼ばれており、れっきとしたハッキングの一手法です。
さいごに
つい使ってしまった無料Wi-Fiスポットからの個人情報漏えい。こうした事態を未然に防ぐために役立つのが「あんしんセキュリティ」です。ドコモの「あんしんセキュリティ」なら、危険Wi-Fi対策の他にも、ウイルス検出やプライバシー保護などさまざまな脅威からあなたを守ってくれるので安心です。個人で対策するのが不安な人は、ぜひご検討ください。
※この記事は、マカフィー×ASCII.jp「せきゅラボ」掲載記事を元に制作されました。