利用するからこそ気を付けたい!Amazon.co.jpを騙った詐欺メール

#セキュリティニュース
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30秒でわかる記事まとめ

  • Amazon.co.jpなどネット通販業者を騙る詐欺メールやメッセージが増加している
  • 偽サイトへと誘導され、ログイン情報やクレジットカード情報を入力させられる
  • ログインの前にまずメールアドレスが本物かをチェック!

いつも利用しているECサービスを装った偽メール

いつでもどこでもお買い物ができる利便性、豊富な品揃え、充実した会員向けサービスから、幅広い年代で利用されるオンラインショッピングサービス「Amazon.co.jp」。先日開催された年末期間限定のビッグセール「サイバーマンデーセール」の際、Amazon.co.jpでお買い物されたという人も多いのではないでしょうか。

国内最大級のECサービスといえるAmazon.co.jpですが、その知名度に注目した詐欺業者がAmazon.co.jpを騙って詐欺メール・詐欺メッセージを送りつけるフィッシング詐欺事例が最近頻発しています。

本物そっくりな偽サイトに誘導され、個人情報が盗まれる

フィッシング詐欺とは、実在する企業を騙ったメールを被害者に送り、偽サイト(フィッシングサイト)に誘導して、ログイン情報やクレジットカード情報を入力させ、個人情報などを騙し取る詐欺です。

Amazon.co.jpで商品を注文すると『Amazon.co.jpご注文の確認「○○(商品名)」』というメールが、商品が発送されると『Amazon.co.jp「○○(商品名)の発送」』という通知メールが届きます。詐欺業者はこうした通知メールを装い、「Amzon」などと微妙に違う名前を件名に使いつつ、偽サイトに誘導します。

偽サイトのログイン画面は巧妙に作られており、本物となかなか見分けがつきません。偽サイトであると気づかずにログイン情報(Eメールまたは携帯電話番号)やパスワードを入力してしまうと、入力してしまった個人情報を全て盗まれてしまうのです。

注文確認や発送通知メールのほかにも「お使いのAmazonアカウントがロックされます」「お使いのAmazonアカウントが更新できませんでした」「セキュリティ上の理由。アカウント保護してください」などと受信者の不安をあおるメールが送られてくることがあります。不安をあおった上で「ロックの解除にはアカウント情報の確認が必要」と被害者を偽サイトへ誘導し、ログイン情報やパスワードを入力させるのです。

本物そっくりな偽サイトに誘導され、個人情報が盗まれる

また、「未納料金をAmazonギフト券で支払ってください」などと支払いを要求するケースも存在します。これらはPCメールだけでなく、SMSで送られてくる場合もあり、注意が必要です。

本当に本物?見分けるポイントはメールアドレス

普段利用しているサービスを名乗るメールが届くと、無意識に「問題ないだろう」と信頼していませんか? もしそのメールが詐欺メールだった場合、あなたの個人情報が悪用され、金銭的な被害に繋がるかもしれません。よく知っているサービスからのメールが届いても、記載されているURL等にすぐにアクセスせず、メールの内容をよく確認することが大事です。

  1. メールアドレスに公式ドメインが使用されているか?
    Amazon.co.jpで使用している送信情報
    まずはメールアドレスに「amazon.co.jp」や「amazon.jp」などの公式ドメインが使われているかをチェックしましょう。上記の「Amazon.co.jpで使用している送信情報」は、Amazon.co.jpヘルプページの「Amazon.co.jp からの連絡かどうかの識別について」から確認できます。リストにない送信情報から送られてきたメールは、詐欺の疑いがあると考えるべきです。
  2. メールの内容に心当たりはあるか?
    身に覚えのない商品の注文確認や支払い情報確認などメールの内容に心当たりがない場合は、Amazon.co.jpの公式ページにアクセスし、アカウントページから「注文履歴に記載されている注文詳細」「支払い方法の更新指示が出ているか」を確認しましょう。Amazon.co.jpからのメールはアカウントページのメッセージセンターで確認することができます。受け取ったメールがメッセージセンターに含まれているかを確認しましょう。
  3. 文章・文法に不自然な点はないか?
    文中の不自然な箇所に「.」「_」が入っている場合や文法が不自然な場合も、詐欺メールである可能性が高いので注意してください。

詐欺と思われるメールやメッセージを受け取った場合は

「Amazon.co.jp」を装った詐欺と思われるメールやメッセージを受け取った際はこちら(Amazon.co.jpヘルプページ)を確認し、対応するようにしましょう。

※本記事はAmazon.co.jpの協力のもと作成しております。

さいごに

フィッシングメール詐欺は、買い物が増えるボーナス・セールの時期やクリスマスなどイベントの時期に増加する傾向があります。普段は詐欺メールを十分警戒している方でも「ああ、あの買い物ね」と、ついうっかりログインしてしまうこともありえます。あんしんセキュリティを使えば、怪しいメールを事前に判定してくれるので、被害に遭う可能性を軽減することができます。

(文/新美友那)

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