当選番号が先に分かる!? 「宝くじ」を悪用した詐欺が怖い

#セキュリティニュース
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30秒でわかる記事まとめ

  • 夢見る人の気持ちを利用した、宝くじを使った詐欺が流行している
  • 宝くじを使った詐欺で多いのが「ロト6」を使った詐欺
  • 「宝くじを確実に当てる方法はない」という事実を忘れないように

あなたの期待につけ込む宝くじを使った詐欺が増えている

1等・前後賞で10億円が当たる「年末ジャンボ宝くじ」の発売が今年も始まりました。季節の変わり目や年末に行われるジャンボ宝くじや、いつでも購入できるナンバーズ、ロト、スクラッチなど、みなさんも一度は宝くじを買ったことがあるでしょう。

宝くじで一攫千金を狙う、そんな夢見る人の気持ちを利用して、お金を騙し取る詐欺が最近流行しています。宝くじを使ってお金を騙し取ろうとする詐欺の手口は一つではなく様々存在しますが、今回はその一部を紹介します。

「ロト6」の抽選番号が事前にわかる!?

「ロト6」の抽選番号が事前にわかる!?

宝くじを利用した詐欺で多いのが、「ロト6」のように購入者が数字を選択できるくじを使ったものです。例えば、情報提供会社を名乗る者から電話があり、「情報料として〇〇万円いただければ、事前に抽選結果をあなたに教えます」などと言ってきます。そんなうまい話があるはずはない!と、ほとんどの人は不審に思い、断ろうとします。すると犯人は「では今から、本日行われる抽選の結果をお伝えします。ウソだと思うなら、明日の朝刊で確認してみてください」と抽選番号を伝え、電話を切ります。

まさか本当に当たっているはずはないと疑いつつも、気になって翌朝の朝刊を見ると、なんと犯人から告げられていた抽選番号が載っているのです。そうしてこれはホンモノだと情報提供会社からの話を信じ込んでしまい、要求された高額な情報料を支払ってしまうのです。

実は「ロト6」などの抽選結果は、新聞よりも先にインターネットで発表されます。そのため、詐欺師はすでに公表されている結果をあたかも自分だけが事前に知っていたかのごとく、伝えているだけにすぎないのです。

宝くじを確実に当てる方法はない

ロト6を使った詐欺の他にも、「海外の宝くじに当選した」とメールが来て、当選金の支払いのための手数料を要求してくるケースもよく見られる手口です。「宝くじの販売権を得ることができる」などと持ちかけてお金を騙し取る手口もありますが、宝くじの販売権が一般で売買されることはありません。こういった事実をしっかり抑えておけば騙される心配はないでしょう。

「宝くじ詐欺」は様々な手口があり、犯人は被害者の心理を突く誘い文句でお金を騙し取ろうとしてきます。こうした被害に遭わないために、「宝くじを確実に当てる方法はない」という事実を、改めて心に留めておきましょう。

「宝くじの当選番号が事前に分かる」という電話など、宝くじに関するさまざまな「うまい話」に乗ってはいけません。怪しいと感じたら真っ先に家族または消費生活センターに相談しましょう。

さいごに

怪しい業者からのうまい話、いざ自分がこのような電話を受けたときに、「上手く対応できる自信がない」という人も多いのではないでしょうか。ドコモの「あんしんセキュリティ」を利用すれば、詐欺電話と思われる電話があった際に、事前に警告画面を表示してくれます。誤って詐欺電話に出てしまうリスクを減らすことができるのです。

(文/エクスライト)

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