あの人気イベントの専用アプリを発見!? じつはニセモノかもしれません
30秒でわかる記事まとめ
- イベント再開で大量の情報が氾濫。大規模イベントには専用アプリが登場することも。
- そのイベント専用アプリを装ったウイルス入りアプリに注意。スマホ内情報の漏えいにつながる恐れも。
- 公式アプリストア以外からインストールさせようとするアプリは避けるべし。
イベントやスポーツ観戦も復活!
コロナ禍以降、スポーツやコンサート、各種イベントなど大人数を一箇所に集める催しは軒並み延期・中止となりました。しかし人数制限や声出し応援が徐々に緩和され、現在では万人単位の来場者を想定したイベントも開催されています。「音楽フェスのチケットをすでに購入した」「久しぶりのスポーツ観戦が楽しみで仕方ない」といった方も多いのでは。
さて、大規模イベントが日常生活に帰ってくると、スケジュールから出演者に至るまで、催しに関するさまざまな情報が私たち目掛けて押し寄せてきます。同時に、知りたい情報をなかなか見つけ出せないという人のために、催し物の情報をまとめたWebサイトやアプリが登場・復活するでしょう。
実際、イベント専用アプリは大変重宝します。広い会場でも地図機能があれば迷いませんし、飲食ブースやトイレの情報は数日間に渡る大規模イベントでは、ある意味「命綱」です。
しかし、そんな専用アプリ、Webサイトのすべてが安全とは限りません。
偽アプリの罠に注意
悪意ある人たちは、あなたのスマホ内の情報を盗むために、イベント専用アプリを装ったウイルス入りのアプリをインストールさせようと狙っています。
今後、SNSや掲示板などでイベント専用アプリのインストール先に誘導する書き込みを見かけるかもしれませんが、どんなに便利そうだなと思ってもGoogleやスマホメーカーの公式アプリストア以外からインストールさせようとするアプリは避けましょう。
よほどのことがない限り、イベント公式のアプリはGoogle PlayストアやApp Storeに登録されます。各イベントの公式サイトを検索して、インストール先を必ず確認しましょう。
たとえ公式アプリストア経由だとしても、インストール時にイベント専用アプリでは必要のない権限(連絡先の閲覧など)を要求してくる場合は、安全のため削除することをお勧めします。
また、ユーザー登録や割引チケット購入などと称して個人情報の入力を促してくるかもしれません。これは典型的なフィッシング詐欺です。個人情報を盗まれて悪用される恐れがありますので、入力はせずに無視が一番です。
楽しいイベントが参加前に悲しい思い出になってしまわぬよう、出所の怪しいアプリはインストールしないことが最大の対策です。
※この記事は、マカフィー×ASCII.jp「せきゅラボ」掲載記事を元に制作されました。