善意の無料Wi-Fiばかりじゃない!? 危ないアクセスポイントの見分け方
30秒でわかる記事まとめ
- 外出の機会が増えると通信料がかさんでしまう。街中の無料Wi-Fiを上手く使いたい。
- しかし無料Wi-Fiのなかには、悪意ある人たちが仕掛けた「なりすましWi-Fi」といった罠も。
- 「同名のSSID*が2つ以上ある」「暗号化キーの入力が要らない」無料Wi-Fiを見つけたら、それは通信内容を盗まれる恐れがあるので接続しないこと。
外出機会が増えて思い出す「通信料の増加」の憂鬱
観光・飲食業への応援施策が動き出し始めました。このコロナ禍で外出をできるだけ避ける習慣が身に着いてしまった人たちも気分が上向いていることでしょう。
さて、外出機会が増えた途端、「通信料の増加」にあらためて不便さを感じた人も多いのでは。しかし幸いなことに、街中には案外多くの無料Wi-Fiが設置されています。大手コンビニなど終了したサービスも少なくないものの、無料Wi-Fiサービス自体がポピュラーになったおかげで、最近では個人経営の喫茶店や食堂などでも快適なネットライフを満喫できます。
すべての無料Wi-Fiが安全とは限りません
一方、誰もが気軽に使えるサービスには、悪意ある人たちが罠を張ってあなたを待ち構えていることも少なくありません。
最も避けるべき無料Wi-Fiとして、いわゆる「なりすましWi-Fi」が挙げられます。これは、店舗の無料Wi-Fiと同名のSSIDを設定したWi-Fiを独自に設置し、誤って接続したパソコンやスマホの通信内容を把握しようとするものです。なお、店舗の正式なSSIDに似せた紛らわしい名前にも注意しましょう。
また、暗号化されていない無料Wi-Fiも危険です。接続の際に「暗号化キー」と呼ばれる文字列の入力が要らないので一見お手軽そうですが、通信内容を暗号化していないので情報がダダ漏れになってしまいます。
通信料の増加よりも怖いのが個人情報の漏えいです。具体的にはWebサービスのログイン情報やクレジットカード決済時の情報などを盗まれてしまう恐れがあります。接続する前に、上記の注意点を確認したうえで利用しましょう。
*SSID……無線電波を区別するための名前を指す。これにより、複数の無線LANルーターから無線電波が飛んでいるような環境でも、自分が接続したい無線LANルーターから発せられた無線電波はどれなのか、SSIDで判別できる。
さいごに
あんしんセキュリティの「危険Wi-Fi対策」は、通信内容を改ざんされたり、盗み見られたりする可能性があるWi-Fiスポットに接続すると、警告画面を表示します。危険なWi-Fiに接続したことによる個人情報漏洩等のトラブルを未然に防ぐことができます。
※この記事は、マカフィー×ASCII.jp「せきゅラボ」掲載記事を元に制作されました。