あなたのETCカードは無効になりました!? ドライバーを驚かせてクレカ情報を盗む偽Webサイト
30秒でわかる記事まとめ
- 高速道路の管理運営団体などを騙り、クレジットカード情報の入力を求める不審なメール・メッセージに注意。
- 「【警告】あなたのETCカードは無効になりました」などと衝撃的な文面で慌てさせる手口。
- クレジットカード情報の入力を求められたら、無視が最大の対策。不安な方は公式サイトから確認。
連休はクルマでお出掛け?
まもなくゴールデンウィークがやって来ます。お出かけを予定されている方も多いのでは。移動手段として、もしクルマを使うのであれば気を付けてほしいのが、高速道路を管理運営するNEXCO3社などを騙った不審なメール・メッセージです。
これは突然、「あなたのETCカードは無効になりました」「アカウントを停止しました」「早急に決済方法を再確認してください」「年会費の支払いに失敗しました」といった内容のメールやメッセージが届くというもの。そのまま文中のURLをタップしてしまうと、偽のWebサイトに誘導されてクレジットカード情報を含む個人情報の入力を促されます。
NEXCOなどがクレカ情報の入力を求めることはありません
これは悪意ある人たちがクレジットカードを乗っ取るために仕組んだフィッシング(偽Webサイト)詐欺の手口です。
前述したNEXCO3社(中日本、東日本、西日本)のほか、ETC利用照会サービスやETCパーソナルカードWebサービスを名乗っていますが、これらの企業・団体はクレジットカード情報の入力を求めることはしませんし、Webサイトで早急な手続きを促すこともありません。
前述したようなメールやメッセージがあなたのスマホやパソコンに届いたら、無視するのが最大の対策です。万が一、すでに入力してしまった場合はクレジットカード会社にできるだけ早く連絡することをおすすめします(連絡先は概ねカード裏面に記載されています)。
ETCが使えなくなるデメリットは、高速道路を頻繁に使うドライバーほどよくわかっているので、慌てたまま引っかかってしまいがちです。悪意ある人たちは、あなたを驚かせて正常な判断力を奪うために、あえて衝撃的な文面を作成しています。まずは落ち着いて、不安になったらその文面に記載されている連絡先ではなく、自分で検索した公式サイトから問い合わせしてみるとよいでしょう。
さいごに
身に覚えのないメールやメッセージが届いたときは、すぐに開かず公式ホームページから内容を確認するようにしましょう。
本文に記載のURLをタップしたり、個人情報の入力は行わないようにしてください。
ご自身で対策できるか不安な方には「あんしんセキュリティ」がおすすめです。フィッシング詐欺などの危険なメールを自動でブロックしたり、危険なサイトへのアクセスを警告する機能で、あなたのスマホをお守りします。
※この記事は、マカフィー×ASCII.jp「せきゅラボ」掲載記事を元に制作されました。