いま、偽ブラウザを勧めてくるSMSが怖い!
30秒でわかる記事まとめ
- 宅配事業者や銀行を装ったSMSが増加中。偽Webサイトに誘導されて偽のGoogle Chromeをインストールさせる手口あり。
- 本物と偽物の区別は簡単。「アプリの権限」に「SMS」が含まれていれば偽物。
- そもそも宅配事業者や銀行はSMSであなたに連絡することはない。
急増中の迷惑SMSは偽ブラウザが原因!?
昨今、宅配事業者などを騙った偽のSMSが増加中です。宅配便からの不在通知に見せかけて本物そっくりの再配達受付サイトに誘導し、個人情報を入力させたり、人気のブラウザGoogle Chromeを装った不審なアプリをインストールさせたりする手口が確認されています。また、銀行からのSMSを装って「不正アクセスが確認されたので下記のURLから個人情報を再入力してください」といったパターンも存在するようです。
悪意ある人たちに個人情報を盗まれると、金銭を含む被害が発生する恐れがあります。そしてGoogle Chromeを装った不審なアプリをスマホにインストールしてしまうと、身に覚えのない迷惑SMSを勝手に送信するようになります。つまり、迷惑を被った側が一転、迷惑をかける側になってしまうのです。
不審なアプリをすでにインストールしてしまった場合はただちにアンインストール(削除)が必要です。偽物を削除しないと迷惑SMSの送信は止まりません。「自分がインストールしたGoogle Chromeが本物か偽物かわからない」というときは、「アプリ情報」からGoogle Chromeをタップして「アプリの権限」を確認してみましょう。偽物のGoogle Chromeはアプリの権限のなかに「SMS」が含まれています。見分け方の詳細はこちら
もし、あなたのスマホに宅配事業者や銀行からSMSが届いたら、偽物だと判断してそのメッセージを削除して構いません。なぜなら、そもそも宅配事業者は不在通知にSMSを使っていませんし、銀行も個人情報を再入力させるような重大事項にSMSを使わないからです。
さいごに
宅配事業者や銀行を装ったSMSの危険性はご理解いただけましたでしょうか。
悪意ある人たちはSMSやメール、電話などあらゆる手段でみなさんを狙ってきます。迷惑メール、迷惑電話対策などは、スマホ向けのセキュリティ対策をまとめて利用できる「あんしんセキュリティ」を利用してみてはいかがでしょうか。
※この記事は、マカフィー×ASCII.jp「せきゅラボ」掲載記事を元に制作されました。